5-08 肺がん
肺がんで本当に知っておく事とは

「ヘビースモーカーなんで心配です…」
「呼吸が苦しくなると聞いています…」
「肺がんは生存率が低いと聞いたけど本当?」
肺がんとは気管支から肺胞に至る部分を肺と呼び、ここに発生するがんことをいいます。
肺がんの原因として、タバコが大きな原因として考えられています。タバコを多く吸う人ほど肺がんにかかりやいという統計も出ています。喫煙者の肺がん死亡の危険度は非喫煙者の4~5倍と言われていますし、喫煙量が1日20本以上と多いと10倍以上、喫煙開始年齢が早いとさらに増加することが明らかになっています。
●肺がんの転移の怖さ
がんに共通した特徴として、「転移」があります。がんの中でも肺がんの大きな特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。転移がどれだけ怖いものか、まずはそのことを知っておくことが、転移を予防する第一歩となります。
当会では、肺がんの告知を受けたご本人・ご家族の方や、すでに治療を進められている方にお伝えしたい事項をまとめた冊子「心にも体にも優しいスローながんの付き合い方」を無料でお配りしてます。

詳しくは上記ページをご覧下さい。肺がんとの闘いは、長い目で見るよりも、まずは目の前にある「出来ること」から取り組む必要があります。時間は有限です。私たちの情報が、少しでもお役に立ちますように。
また、当サイトを始めて訪問してくださった方のために、肺がんとの付き合いで経験する可能性のある6つの場面について当会の考えを簡単にまとめてあります。現在の状況に合うものがございましたら、ぜひここから読み進めていただければ幸いです。
「がんと歩む会」は、できるかぎり「患者側の視点」にたった情報提供や体験談の紹介を行っていきます。当サイトへの訪問が、あなた様とご家族にとっての、肺がんと付き合う新たなスタートとなってほしいと心より願っています。
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肺がん
■肺がんとは
気管支から肺胞に至る部分を肺と呼び、ここに発生するがんのすべてを肺がんと呼びます。
■肺がんの原因について
肺がんの原因として、タバコが大きな原因として考えられています。タバコを多く吸う人ほど肺がんにかかりやいという統計も出ています。喫煙者の肺がん死亡の危険度は非喫煙者の4~5倍と言われていますし、喫煙量が1日20本以上と多いと10倍以上、喫煙開始年齢が早いとさらに増加することが明らかになっています。
■肺がんの特色
全てのがんに共通した特徴として、「転移」があります。がんの中でも肺がんの大きな特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。
がんによる死亡数では、肺がんは、日本人では長年1位であった胃がんを1998年に追い抜いて、がん死亡の1位になりました。日本人の1年間のがん死亡は約30万人ですが、そのうちの3分の1の10万人が、肺がんと胃がんによる死亡です。今後当分の間、肺がんはがん死亡の1位を占め、しかも増加してゆくことは確実だと言われています。
■肺がんの症状
原発巣(最初に発生した部分で増殖しているがんの病巣)による症状としては、肺がんが肺のどの部分に発生したかで症状が異なります。肺門型肺がんは早い時期から咳、痰などの気管支の刺激症状や、がんの組織がくずれるための血痰などの症状がでます。
■肺がんの発見
肺がん発見のための検査は喀痰細胞診・胸部レントゲン検査・CT検査です。
肺門型肺がんではたんの中にがん細胞がでてくることが多いので、喀痰細胞診を行って発見します。早朝の痰を採取し痰の中にがん細胞が含まれているかどうかを検査するものです。
■肺がんのステージ
がん細胞の拡がり具合で病気の進行を1~4期の病期に分類します。
1~3期は、さらにその病期の中で軽いものをA、重いものをBともう一段階細分化します。
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■外科治療
非小細胞がんの場合、通常、I期から3A期が手術の対象となります。肺は切り取っても生えてくる臓器ではありませんので、残る予定の肺機能が悪いと手術ができないこともあります。術後の5年生存率は、術後病期で見てI期:80%、2期:60%、3期:40%、IV期:10%未満です。
小細胞がんでは抗癌剤の効果が大きいので、手術を行う場合でも、手術前あるいは手術後に抗がん剤による治療を行うのが原則です。
■放射線療法
X線や他の高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺すものです。非小細胞がんの場合手術できないI期、2期、胸水を認めない3期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となります。
肺がんの場合、通常、体外から肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的には1日1回週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。
■化学療法
外科療法・放射線療法が局所治療である一方、抗がん剤を用いた化学療法は全身治療です。抗がん剤は通常、2種類以上を使用します。治療期間は、通常3~4週を1コースとして複数回繰り返します。毎週抗がん剤を投与する治療も行われています。
抗がん剤による治療は化学単独で行うこともあります。しかし最近は、手術や放射線治療に化学療法を組み合わせる治療も行なわれるようになって来ました。このようにいろいろな治療法を組み合わせて行う集学的治療進行した肺がんの多くには必要と考えられています。
■肺がんの予防
タバコが存在しなければ、理論的には男で70%、女で26%の肺がん減少すると考えられています。一方、喫煙者が禁煙した後の肺がん発生のリスクは、喫煙を継続している人のリスクを1とすると、禁煙後5年以内では0.9倍、5年以上経過して半分に、20年を経過して約3分の1になります。このように、禁煙の効果はすぐにでるものではないため、一次予防の面からなるべく早く禁煙をすることが、予防の第一歩になります。
二次予防としては検診が重要です。検診で見つかった人は手術を受けられる率が高く、またその病期も治癒率の高いI期の割合が高くなっているからです。
肺野型肺がんは早期には無症状でレントゲン写真でしか発見されません。40歳以上では少なくとも年1回は検査が望ましいのです。この利点はX線の被曝線量がごく少なく、時間も短時間で、費用も安いことです。欠点として、がんが1cm以下ではなかなか見つからないこと、肺の全体が写るわけではなく死角があることです。
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