5-03 大腸がん
大腸がん・・・知っておかなければいけないこと

「大腸がんと食べ物の関係を知りたい」
「人工肛門はなるべく避けたい」
「大腸がんに効果の高い代替療法も積極的に試してみたい」
大腸がんは、日本人に特に増加傾向にあるといわれています。近いうちには、胃がんを抜くと推測されています。また、大腸がんによる死亡は、男性では肺がん、肝臓がんに次いで3番目、女性では1番目に多くなると推定されています。
大腸がんの原因としては、戦後の食生活の急激な欧米化、戦前には見られなかった動物性脂肪、タンパク質のとり過ぎが考えられています。また、遺伝的素因で発症する大腸がんも存在します。
1) 大腸ポリープになったことがある
2) 血縁者の中に大腸がんにかかった人がいる
3) 長い間潰瘍性大腸炎にかかっている
4) 治りにくい痔瘻(じろう)
などの要素が原因のひとつとして指摘されています。
●大腸がんは早期発見で完治が可能です。しかし、発見が遅くなると…
大腸ファイバースコープを用いた精度の高い検査では、大腸ポリープはかなりの頻度で見つかります。
一部のポリープはがんになることがありますが、多くはがんにはなりません。ポリープが見つかった場合は専門医に相談し、大きさ、かたち、色調を診てもらい、内視鏡的ポリープ切除などの適切な処置を受ける必要があります。
大腸がんは早い時期に発見すれば、内視鏡的切除や外科療法により完治が可能なのです。少し進んでも手術可能な時期であれば、肝臓や肺へ転移(これを遠隔転移と呼びます)しても、外科療法により完全治癒が望めます。つまり、外科療法が大変効果的です。しかし、発見が遅れれば、肺、肝臓、リンパ節や腹膜などに切除困難な転移がおこります。こうした時期では、手術に加え放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)が行われます。
当会では、大腸がんの告知を受けたご本人・ご家族の方や、すでに治療を進められている方にお伝えしたい事項をまとめた冊子「心にも体にも優しいスローながんの付き合い方」を無料でお配りしてます。

詳しくは上記ページをご覧下さい。大腸がんとの闘いは、長い目で見るよりも、まずは目の前にある「出来ること」から取り組む必要があります。時間は有限です。私たちの情報が、少しでもお役に立ちますように。
また、当サイトを始めて訪問してくださった方のために、大腸がんとの付き合いで経験する可能性のある6つの場面について当会の考えを簡単にまとめてあります。現在の状況に合うものがございましたら、ぜひここから読み進めていただければ幸いです。
「がんと歩む会」は、できるかぎり「患者側の視点」にたった情報提供や体験談の紹介を行っていきます。当サイトへの訪問が、あなた様とご家族にとっての、大腸がんと付き合う新たなスタートとなってほしいと心より願っています。
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大腸がん
■日本人に多いがん
大腸がんは、日本人に増加傾向が著しいがんのうちの一つです。1999年には9万人を超え、2015年ごろには胃がんを抜くとも言われています。また、大腸がんによる死亡は、男性では肺がん、肝臓がんに次いで3番目、女性では1番目に多くなると推定されています。
男女比で見てみると、ほぼ同じパーセンテージで大腸がんにかかります。一番多いのが60歳代、そして70歳代、50歳代と続きます。欧米と比べ、10歳ほど若い傾向があります。5~10%の頻度で30歳代、40歳代の若年者に発生し、若年者大腸がんは家族や血縁者の中に多発する傾向が認められることがあります。
■大腸がん発生の要因
大腸がんの発生には、遺伝的因子よりも環境的因子の比重が大きいと考えられています。食生活の急激な欧米化、特に動物性脂肪やタンパク質のとり過ぎが原因ではないかと言われています。
特に、赤身肉や貯蔵肉の摂取量の多い人にリスクが高いことが認められています。これは、動物性脂肪による細胞分裂促進作用や、動物性タンパクの加熱により生成される発がん物質などによるものと推定されています。また、肥満やアルコールの摂取も、大腸がんのリスクを上げることが示されています。一方、野菜類の摂取が、定期的な運動とともに、大腸がんの発生を抑制することが認められています。その他にビタミンD、カルシウム、葉酸などの摂取が大腸がんのリスクを下げるという報告もあります。
大腸がんを予防するためには、赤身肉や貯蔵肉、アルコールの摂取量を少なくするとともに、食生活に注意して肥満にならないようにしましょう。また、野菜をたくさんとり、定期的に運動することも心がけましょう。
一方で、5%前後の大腸がんは遺伝的素因で発症するとされています。例えば、
1) 大腸ポリープになったことがある
2) 血縁者の中に大腸がんにかかった人がいる
3) 長い間潰瘍性大腸炎にかかっている
4) 治りにくい痔瘻(じろう)
などの要素が原因のひとつとして指摘されています。
■大腸がん発見と治療
大腸ファイバースコープを用いた精度の高い検査では、大腸ポリープはかなりの頻度で見つかります。一部のポリープはがんになることがありますが、多くはがんにはなりません。ポリープが見つかった場合は専門医に相談し、大きさ、かたち、色調を診てもらい、内視鏡的ポリープ切除などの適切な処置を受ける必要があります。
大腸がんは早い時期に発見すれば、内視鏡的切除や外科療法により完全に治すことができます。少し進んでも手術可能な時期であれば、肝臓や肺へ転移(これを遠隔転移と呼びます)しても、外科療法により完全治癒が望めます。つまり、外科療法が大変効果的です。しかし、発見が遅れれば、肺、肝臓、リンパ節や腹膜などに切除困難な転移がおこります。こうした時期では、手術に加え放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)が行われます。
手術を受けた後に再発することもあります。術後は定期的に(3~4ヶ月の間隔)再発チェックのための検査を受ける必要があります。肝臓、肺、腹膜が転移しやすい臓器であり、また、切除した部位に局所再発がおこることもあります。大腸がんは他のがんとは異なり、早い時期に再発が見つかれば、再発巣の切除により完治も期待できます。再発の8割以上は術後3年目以内に発見されます。手術後、5年以上再発しないことが完治の目安です。
がんと歩む会レポートに対して寄せられた感想です
父が大腸がんになったのは、仕方がない・・・、とも思います。あれだけの不摂生を続けて、食べ物にも何も気を使わなかったのですから・・・。でも、父の落ち込みぶりを見るにつれて、私が何とかしてあげなくてはいけないと思うようになってきました。既に手術も終えてだんだんと食欲も回復してきたようです。レポートにも書いてありましたが、やはり自分たちができることをしっかりと行なっていると、気持ちにもプラスの影響が出てくるものなのですね。(宮城県Uさま)
私が大腸がんのステージ2です。レポートをいただきました。早い対応に感激しました。一言でいうと、「勇気をもらった」とでも言えばいいのでしょうか。実際の癌治療の真実、そして自分たちはどのように考えていけばいいのかが、分からなかったのですが、レポートのおかげで大分はっきりした感じがあります。(鹿児島県Tさま)
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大腸がんの早期発見
女性に増加傾向があると言われている大腸がんですが、早期発見ができれば根治の確率は高くなります。そのために欠かせない検査は、「内視鏡検査」です。
しかし、特に女性は「恥ずかしい」という理由で、敬遠する方が多いようです。
便潜血反応検査によって、陽性反応が出たにも関わらず、その後の検査をしっかり受ける人は、なんと6割にとどまっているらしいのです。
やはり、恥ずかしさや痛みなどの不安から、第一歩を踏み出すことができない人が多いのでしょうか。しかし、本来発見できるかもしれなかった「がん」やその他の病気を、見落としてしまうことは、絶対にしたくありませんよね。
特に大腸がんの「表面型」というタイプは、直接大腸の内部を見ることのできる内視鏡検査でしか見つからない場合があるそうです。ポリープとは違い、隆起していないため、造影だけでは発見し辛いのです。さらに、この表面型タイプは、浸潤しやすいため、早期発見がとても重要なのです。
最近は、内視鏡の処置の介助につくスタッフに女性が増えてきたため、早期発見のために、できるだけ積極的に受診する人が増えることを願っております。
(参考:雑誌 月刊がん)
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